目黒区のお隣、世田谷区に九品山浄真寺というお寺さんがあり、
直近の駅は九品仏という駅名になっています。
浄真寺の総門
都内では珍しく境内も広く
木々の紅葉も真っ盛り、
結構な人出でした。
総本山は知恩院、浄土宗ですが、
ここのお寺さんは九体の阿弥陀如来像が安置されていることで有名です。
本堂に対面して三つの阿弥陀堂が並んでおり、
それぞれに三体、合計九体の阿弥陀如来像が安置されています。
浄土教では、
極楽浄土に生まれ変わるときに生前の行いにより九段階に分けられるそうで、
上中下の三品（さんぼん）とそれぞれに上中下の三生の組み合せで表らわされていま
す。
三堂の真ん中のお堂は上品の阿弥陀如来のお堂、
その中の三体は左から上品下生、上品上生、上品中生と安置されており、
早い話が極楽九段階の門番の役割でしょうか？
これらを合わせて九品といい、九品の仏様がいることから
浄真寺は通称『九品仏』と呼ばれています。
参考にそれぞれの段階のお迎えは
私は曹洞宗のため、
生前の行いで区分されずに済みそうですが。。。（笑
なお、余談ですが九品の一部が上品下品（じょうひんげひん）の語源だそうです。
灯台下暗し、
地元にこのような名刹があるとは・・・・
※目黒区内にあると早合点、世田谷区とご指摘があり訂正しました。
